魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

ただ、黒闇神家の婚約者としては引き続き世の中に写真等が晒されないように黒闇神家も牽制をかけていくと約束してくれた。


校内にいる間も、黒闇神家と親交のある名家の生徒たちや教師たちにも、鈴蘭が今まで通りの生活を送れるように協力を求めてもらうことになった。


元々俺にもSPは何人かつけられていたが、外出の際は今までの倍の人数をつけることや、ブランには立ち入らないことなど、条件もいくつかつけられた。


「あんたも、徹底して守ってあげなさい」


そんなことは、言われなくてもわかっている。


学年が違うため、四六時中そばにいることはできないが、できるかぎり近くで守るつもりだ。