魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

「生意気な嫁ができたらどうしようと思っていたけど、鈴蘭ちゃんみたいないい子なら大歓迎だわ……! 今度お買い物でも行こうかしらっ……!」


「あまり鈴蘭を連れ回すな。俺との時間が減るだろ」


「あんた……変わったわねぇ……」


宇宙人でも見るような目で見つめられ、舌を鳴らした。


まあ、変わったことは認める。


鈴蘭と出会ってから、何もかもが変わった自覚があるから。


もう……鈴蘭に出会う前になんて、戻れない。


その後、今後の鈴蘭の護衛について相談をした。


女神の生まれ変わりについては、魔族界にとっては大スクープであるが、人間にとっては関係のないことだから、マスコミに騒がれる心配はない。