魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

「まさかあんたが婚約者をようやく決めたと思ったら、その相手が女神の生まれ変わりなんて……」


立ち上がったと思ったら、俺に歩みよってきて背中を叩いた母親。


「出来損ないだと思ってたのに……さすがあたしたちの息子ね!」


いたいな……馬鹿力が……。


ずっと黙っていた親父が、真剣な表情で俺を見ていた。


「夜明、お前はどのくらいの覚悟で、あの子を婚約者にしたんだ」


鈴蘭への覚悟を聞いてきた親父に、俺も真っ直ぐに向き合って答える。


「生涯を共にしたいと思った。この先一生、俺が守り抜くと誓って婚約を申し込んだ」


「その気持ちは、今も変わらないか?」


「……いや、変わった」