魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

「まあっ……可愛いわぁ……! それじゃあ、これとこれはあたしの大のおすすめだから、ぜひ食べてみて」


「ありがとうございます、いただきます! ……っ!!︎」


「どうかしら?」


「お、美味しいれす……!」


顔にキラキラとした装飾がつきそうなほど、美味しそうに食べている鈴蘭。


「可愛いわぁ~!!」


本当に可愛い……。 写真に収めてしまいたい……。


「鈴蘭ちゃん、チョコは好き?」


「はいっ……! あの、今まであまり食べたことがなかったんですが、一度夜明さんが食べさせてくれたチョコレートの味が忘れられなくて……」