「はぁ……そんな浮世離れした能力を行使して、立っていられただけでも褒めておきましょう」
「……黙れ」
苦しそうにしながらも、悪態をついている夜明さん。
「すみません鈴蘭様、夜明は能力切れで限界なようです」
「え?」
「家に着くまで、寝かせてあげてください」
能力を使ったから、疲れているだけ……?
「悪い、鈴蘭……」
夜明さんはそう言って、目を瞑った。
少しして、規則正しい寝息が聞こえてくる。
ほ、本当に平気なのかな……?
「心配されなくても大丈夫ですよ。眠っているだけです」
助手席から顔を出している司空さんが、にっこりと微笑んでくれた。
「……黙れ」
苦しそうにしながらも、悪態をついている夜明さん。
「すみません鈴蘭様、夜明は能力切れで限界なようです」
「え?」
「家に着くまで、寝かせてあげてください」
能力を使ったから、疲れているだけ……?
「悪い、鈴蘭……」
夜明さんはそう言って、目を瞑った。
少しして、規則正しい寝息が聞こえてくる。
ほ、本当に平気なのかな……?
「心配されなくても大丈夫ですよ。眠っているだけです」
助手席から顔を出している司空さんが、にっこりと微笑んでくれた。

