「いや? 俺はいつも通りだ。いつだってお前のことを愛している」


「……っ」


あまりに直球すぎる愛の告白に、恥ずかしくて息がつまる。


こんな……まだ、気持ちが通じ合ったことが嬉しくて、ふわふわしてるのに……。


甘い言葉を囁く夜明さんに、私の身がもたなくなりそうだった。


――ガチャッ。


「失礼いたします。迎えの車が到着しました」


突然入ってきた司空さんの姿に、驚いて夜明さんを突き放す。


夜明さんは司空さんを見て、あからさまに顔をしかめていた。


夜明さんは不機嫌そうだけど、私は少し助かったっ……。


あのままだったら、心臓が爆発しちゃっていたかもしれない……。