この幸福を……なんて言葉にしていいかもわからないほど、とめどない幸せを感じた。


女神の生まれ変わりかどうかなんて、正直どうだっていい。


鈴蘭は……俺にとっての女神だ。


俺をこんなにも、幸せにしてくれる。この世で唯一の存在。


「鈴蘭」


名前を呼んで、綺麗な瞳を見つめた。


鈴蘭に顔を近づけ、唇が触れ合う直前で止める。


鈴蘭は意味を察したのか、顔を真っ赤にして目を瞑った。


愛しい……どうしようもなく。


女神の生まれ変わりだと判明して、これから今まで以上に危険にさらされることもあるだろう。


だが……何も心配しなくていい。


俺の全てで鈴蘭を守り、愛し抜くと何度だって誓う。