泡沫の夢の中で、一寸先の幸せを。【完】


彩乃もお父さんも、私もそれ以上何も言えなくなってしまいシンと静まり返るリビングに「ほら、朝から辛気臭い顔しない!朝ごはん出来たよ~」という明るい声が響いた。

その声の主はお母さんで、お母さんはさっきまでの会話を聞いていないはずがないのに、それを無かった事の様に振る舞った。「二人ともご飯運ぶの手伝って」と言われ彩乃とお茶碗などをそれぞれの場所に置いていく。


全て揃った後、「いただきます」と手を合わせる。


こうして私の新しい一週間は始まる。