泡沫の夢の中で、一寸先の幸せを。【完】



同じような毎日を7回繰り返して、日曜日の夜ベッドに入る。

リセットされた日から一日ずつ数えて、長い様であっという間の一週間が終わる時、私はまたクラゲになる。

ふわふわとこの世界を彷徨うクラゲに。

目を閉じてしまうのがとても不安で、翌朝目を覚ます事が恐ろしくて、決まって日曜の夜は寝不足になる。

だけど人間、睡魔に勝てるはずもなく、むしろ心が酷く怯えているせいで体力の消耗も激しくなり、いつの間にか眠ってしまう。

今日あった出来事も、今週交わした会話も、覚えたクラスメイトの名前も、彩乃のことも。全て忘れる。

私はこの夜、どんな夢を見たのだろう。