最後までこのお話を読んでくださり、ありがとうございました!


まず、このお話に込めた思いは色々あるのですが、最後読み終えた時に涼しい気持ちというか、ほんのりと清涼感のある温かい気持ちになっていただけていたら幸いです。

記憶を失ってしまう主人公という少し突飛な設定なお話ですが、ちりばめた葛藤や悩みに共感していただけていたら嬉しいなあと思ってます。


ぽわん、と一人だけクラスで浮いている感覚だとか、悪意に晒されたりだとか。

大切なはずの家族と上手くいかなかったりだとか、主人公は記憶の事もありましたが、色んな事が重なったり訳もなく急に不安になって眠るのが怖かったり、朝が来るのが怖かったり⋯。

人にはそれぞれ悩みや苦しみがあって、それでも日々を過ごしているんだと思います。


どんな小さな悩みや苦しみでも、このお話が寄り添えたら、一ミリでも背中を押せたら嬉しいです。私は佳乃の背中を押している感覚でこのお話を書いていました。

誰かと向き合ってみたり、弱さを見せたり、そういう事で少しだけ気持ちが楽になる事もあるのかな⋯と思いました。


ここで色々と書いてしまうと読んでくださった方の気持ちをごちゃっと掻き混ぜてしまう気がするのであまり深く物語に触れるのはどうなんだろう…?と思うのですが、言いたい事は大体お母さんが言ってくれましたね。


という事で、あとがきはこの辺でおしまいにしたいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました!
少しでも誰かの心に寄り添えたら嬉しいです。

皆さまに幸あれ!


2022.08.23