家に帰った私は体調が悪いと言って夕飯を食べる事なく部屋に篭った。 きっとお母さんも彩乃も私の様子が変な事に気付いていたんだろうけど「明日には良くなるといいね」と言うだけだった。 気を使わせてしまった。心配をかけてしまった。ムクムクと煙みたいに沸き立つ負の感情は一気に心を灰色に染め上げていく。 「ごめんっ⋯ごめんなさいっ」 誕生日の夜、私はひたすら謝り続けて泣いた。