夏の果て、段々と増えていく写真と過ぎていく毎日に安心と不安の両極端な気持ちがプクプクと膨らんでいく。
夏休み中に毎日の様に拓海と会っても私にはその記憶がない事に、段々と焦燥感が募っていく。
拓海のことを好きだという気持ちは変わらないし、一緒にいるととても楽しいけれど果たして拓海は私と同じだけ幸せを感じているのかという事に焦っているのだ。
忘れられてしまう側は忘れてしまう側よりも苦しい事多い。
つまり、共に時間を過ごしていく中でいつか拓海に限界が来てしまうんじゃないかと不安に思いながら季節は秋に差し掛かっていた。



