泡沫の夢の中で、一寸先の幸せを。【完】


授業の内容を覚えていなくても、実際にノートに書いた文字は消える事はない。
必死に板書をして、先生の些細な言葉も端にメモしておく。
そんな私は授業態度が良いはず。

今日もカリカリとシャーペンを動かして、必死に授業に着いていく。

きっと、今日学んだ事も来週には忘れてしまうのだけど、そうだとしても私はこうして過ごしていくしかないんだ。