ええ、さっきの扇子で叩かれたのが痛かったのかしら?
「大丈夫?痛いのでしたら、早く冷やした方がいいわ」
赤くなっていないか確かめようとすると、びくりとのっぽが身を固くした。
触られたくないほど痛みを感じているのかしら?
「おか……リア、ヒントはいくつもあったのよ。今年リードル様の妹が入学するという話は学園で噂になっていたでしょうし。耳にしてないなんてことはないと思いますわ。それに、わざわざお兄様が一緒に受付へ迎えに行って一緒に講堂まで歩いてきたんですよ?妹だなと普通はピンとくるものですわ」
うーん。まぁ、そうかもしれないけれど、でも……。
「エリエッタ、……お義姉様は、一つ大事な情報を見逃しているわ」
「え?」
「この方たちは、皇太子殿下が好きなのです!そうよね?」
なぜか固まったまま動かない5人。
■
★皇太子カイン視点★
やっと、リードルの妹たちに会うことができた。
一人は、リードルによく似た美しいエリエッタ。
気の強そうな、物事をはっきり言うタイプの女性だ。あれだけ美人なら美しさを鼻にかけていてもよさそうなところだが。
まるっきりそんな感じはなかったな。
王都にいる女性たちとは良くも悪くも違うといったところだろう。
嫉妬と欲望にまみれた社交界……。あれほどの美人なら当然モテる。モテる女性に嫉妬する女性は多い。
「大丈夫?痛いのでしたら、早く冷やした方がいいわ」
赤くなっていないか確かめようとすると、びくりとのっぽが身を固くした。
触られたくないほど痛みを感じているのかしら?
「おか……リア、ヒントはいくつもあったのよ。今年リードル様の妹が入学するという話は学園で噂になっていたでしょうし。耳にしてないなんてことはないと思いますわ。それに、わざわざお兄様が一緒に受付へ迎えに行って一緒に講堂まで歩いてきたんですよ?妹だなと普通はピンとくるものですわ」
うーん。まぁ、そうかもしれないけれど、でも……。
「エリエッタ、……お義姉様は、一つ大事な情報を見逃しているわ」
「え?」
「この方たちは、皇太子殿下が好きなのです!そうよね?」
なぜか固まったまま動かない5人。
■
★皇太子カイン視点★
やっと、リードルの妹たちに会うことができた。
一人は、リードルによく似た美しいエリエッタ。
気の強そうな、物事をはっきり言うタイプの女性だ。あれだけ美人なら美しさを鼻にかけていてもよさそうなところだが。
まるっきりそんな感じはなかったな。
王都にいる女性たちとは良くも悪くも違うといったところだろう。
嫉妬と欲望にまみれた社交界……。あれほどの美人なら当然モテる。モテる女性に嫉妬する女性は多い。


