にこにこと殿下がエリエッタに言葉を返した。次は私、私も挨拶をしなくては。ううう。37年生きているというのに、全く社交の場に出ていなくて、学園にも通っていなかった上に、マナーの教育を受けたのはおよそ20年以上昔……。
緊張しますよ。
「義妹のリアと申します。いつもむすこ……(しまった!)の……ように、義兄がお世話になっていると聞いております」
ふぅー。危なかった。
カイン殿下が、リードルの顔を見た。
「何、お前のこと、俺は息子だなんて思ったこと一度もないぞ?もしかして、リードル、家族に俺のこと子供のように手がかかるとか言ってないだろうな?」
あれ?
「いえ。言っていません。いくら事実として子供のように手がかかるとしても、わざわざ家族に仕事が嫌で逃げ出した殿下が屋根裏に隠れていたのを探し出すのに1時間無駄にしたなどと報告したりはしません」
「屋根裏に隠れてた?」
エリエッタが目を丸くしている。
「あー、あの時はさすがに悪かった。すぐに戻るつもりだったんだが、屋根裏があまりにもポカポカして気持ちがよかったものだから、寝てしまった」
え、え、え?
皇太子が……屋根裏で……ぽかぽか気持ちがいいから、猫のように丸まって(とは言っていない)、お昼寝してたの?
「か、かわいい……殿下……なんて可愛い」
思わずその姿を想像して口元を抑える。
緊張しますよ。
「義妹のリアと申します。いつもむすこ……(しまった!)の……ように、義兄がお世話になっていると聞いております」
ふぅー。危なかった。
カイン殿下が、リードルの顔を見た。
「何、お前のこと、俺は息子だなんて思ったこと一度もないぞ?もしかして、リードル、家族に俺のこと子供のように手がかかるとか言ってないだろうな?」
あれ?
「いえ。言っていません。いくら事実として子供のように手がかかるとしても、わざわざ家族に仕事が嫌で逃げ出した殿下が屋根裏に隠れていたのを探し出すのに1時間無駄にしたなどと報告したりはしません」
「屋根裏に隠れてた?」
エリエッタが目を丸くしている。
「あー、あの時はさすがに悪かった。すぐに戻るつもりだったんだが、屋根裏があまりにもポカポカして気持ちがよかったものだから、寝てしまった」
え、え、え?
皇太子が……屋根裏で……ぽかぽか気持ちがいいから、猫のように丸まって(とは言っていない)、お昼寝してたの?
「か、かわいい……殿下……なんて可愛い」
思わずその姿を想像して口元を抑える。


