義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

 よかった。殿下は怒ってなようだ。どうやら、二人は学園ではそれなりに言いたいことが言える仲ってことかな……?
 お義母さん、もう、心臓バクバクですよ。

「殿下、さっさと仕事に戻ってください。生徒会長がいなくちゃみんな困ってるでしょう!っていうか、仕事が嫌で逃走したんじゃないでしょうね?」
「逃走できればしたいけど、しないよさすがに。リードルの妹の顔を見てくるって言ってちょっと出てきただけだよ。行先は同じだ。講堂に一緒に行こうか」
 ……何故だか、4人で並んで講堂に向かうことになった。……明らかに、他の生徒たちの視線がこちらに向いています。
 そりゃそうだよね。皇太子だよ、皇太子、みなさぁーん、本物の皇太子ですよぉ!……うん、見るわな。見る見る。
 新入生の皆さんは顔をまだ知らない可能性はあるけれど……王都のお茶会とか出ている人なら知ってるのかな?
 顔を知らなかった私が特殊事例……汗。
「そうだ、遅くなったけれど、入学おめでとう。俺……いや、私はこの学園で生徒会長を務める3年のカインだ」
 カイン第一王子殿下。そうそう、皇太子の名前はカイン……やっぱり皇太子だった!
「お初にお目にかかります。リードルが妹、エリエッタと申します。いつも兄がお世話になっております」
「うん、よろしくね」