義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

「はい。リードル様の妹はとても可愛らしいですね」
 ぽっと頬を染める女生徒。赤みがかった茶色の髪の少し目の吊り上がったそばかす顔の子だ。
 むふん。頬を染めるということは、この子はリードルに気がある?
 うちの子カッコイイから。モテてるわ。と、嬉しくなってニヨニヨしていると、背後から声がかかった。

「ふぅーん、この子がリードルの妹?リードルにそっくりな美人じゃん」
 ぬ?私の背後の誰か、分かってるわね!
 そうなのよ。うちの子リードルはカッコイイし、うちの子エリエッタは美人なのよ。
 えへへ。誰ですか、まったく、正直な人ですね!
 顔を見ようと振り返ると、目の前は制服のボタンだった。
 ……そうね。うん、身長差がありますもんね。顔を上げると、頭一つ分は上に端正な男らしい顔がありました。
「あなたもカッコイイですね」
 思わず口をついて言葉が飛び出た。
 男の人の視線が下を向く。
「ん?誰?ってか、視界に入ってなかったわ。こんなところにも生徒がいたのか」
 なんですと、やたらと距離が近いなぁとは思っていたけれど、まさかの視界に入っていなかった……。
 いえ、仕方ないんですよね。受付周辺は人が多いですし。見落とすこともあるでしょう。
「ごめんね。君も可愛いよ」
 男の人がニコリと笑うと、きゃぁーと黄色い悲鳴が周りから起きました。
 そうね。カッコいいからモテるってことですよね。