義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

 僕の理想の女性は、母親に似た人……どころか、義母そのものだったみたいだ……。
 マザコン、そう、僕はマザコンだから仕方がな……い?
 いやいや、いやいや、いやいやいやいや、問題山積な気がする……。
 気がするけれど……。
 後で考えよう。
「あら?リードルったら、本当に嬉しそうな顔をして食べているね。その顔を見ているとこちらまで幸せな気持ちになるわ」
 お義母様がにこにこと笑っている。
 僕の運命の人……。
 よく考えたら、お父様の後妻として遣って来たときから運命だったのだろう。
 若返りの薬をお父様が手に入れていたことも運命。
 そう、もうとぉーーーーっくにお義母様との運命の歯車は回っていたんだ。
「お義母様……僕は幸せ者だ。お義母様に会えてよかった」
 ふと口をついた言葉に、お義母様が笑う。
「私もよ。愛してるわ、リードル」
 ズギューンと、再び心臓が射抜かれる。あ、あ、あ、愛して……!
「可愛い、私の義息子。エリエッタ、あなたも愛してるわ」
「私も、お義母様大好き!って、お兄様、何テーブルに突っ伏してるの?まさかお腹が膨れてそのまま寝ちゃってるわけじゃないわよね?」
 大丈夫、嫌われてない。
 マイナススタートじゃないんだ。
 きっと、お義母様に、息子としてじゃなくて、一人の男として愛してもらう。スタートラインに立ったばかりだ。これからだ。