義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

「リードル、もっとよく顔を見せて頂戴」
 少女がふっくらと柔らかな手で僕の頬をつかみ、顔を寄せてきた。
 キ、キスしたいっ!
 いやいや、駄目だ駄目だ。初対面でキスするなんて、遊んでいる男だと思われて嫌われたら困る。
 そうだ、頬……いや、手の甲ならキスしてもいいだろうか。彼女の手を取って……。
 想像しただけで顔が赤くなりそうだ。

「一年半ぶりね」
 え?
 会ったことあった?
「随分背が伸びたのねぇ。それに男らしくなったわ。学園ではモテるんじゃない?ふふふ」
 運命の少女が、僕が他の子にモテるのが嬉しそうだとばかりに笑う。
 何故だ。そこは、他の子と仲良くなってほしくないと嫉妬するところじゃないのか?
 いや、僕は浮気なんてしないよ。君以外、ジャガイモにしま見えないんだから。
「リードル、色々と話を聞かせてね。立ち話もなんだから、食事をしながらにしましょうか」
「そうね、お義母様。お腹ぺこぺこだわ」
 え?
 エリエッタが、僕の運命の女性に、お義母様と言わなかったか?
 僕と結婚すれば、エリエッタの義姉だ。呼ぶなら、お義姉様だろう?なぜお義母様と……。
 あれ?
 そう言えば、エリエッタは今日は、お義母様と一緒に領地から来るはずじゃなかったか?
「お義母様は?」
 どこにいるんだ?旅の疲れで部屋で休んでいるのか?