薄暗かった単車置き場に置かれていた黒っぽいCBX400Fのボディが 赤黒いことに気づいたBが!!

(お、おい!! ちょっとまて!)
Aにこそっと言った。
(暁色(あかつきいろ)のフライングドルフィン!!)

赤黒く光ったタンクの横っ腹に 小さなステッカーでフライングドルフィンが貼ってあったのだ!!

A(アキラ!?)こそっと言い返した。


アキラ(オメェら 何コソコソ言ってんだ!!)

(俺の女に 何してくれたんだ!!オォイ!!(怒)


B(い、いや 俺達の勘違いで この子に話しかけちゃってさ!(汗) わ、悪かった)

(すまない!)

A(そう、そうなんだ!お姉さん ゴメンよ!)

アキラはAとBと息がかかりそうな至近距離に立ち

(テメェら。 今度 俺達の前に現れてイキっていやがったら ただじゃ済まさねーゾ!!)

と言い放つと チャラ男2人は 去って行った。


萌華(フフ。 アキラのバイク 暗いところだと黒っぽく見えるから 気づけないんだろうね!)

(暁色(あかつきいろ)だってことにさ!)

アキラ(まあ、俺はそんなに派手に生きるの嫌いだから 丁度いいんだよ!こんなカラーでよ!)

萌華(はぁあ!?)

(あんたほど 何気に派手な人 中々いないよ!!(笑)

アキラ(え!?)

萌華、アキラ (キャハハハハハハハ!!)

アキラ(萌華も何気に派手だけど〜〜!!)
(ギャハハハハハハ)
(ハハ)←萌華だけ
ドスっ!!

アキラの腹に萌華のボディブローが突き刺さった!!

アキラ(ほぉぉら、派手〜!)

アキラ、萌華(キャハハハハハハハ!!)

月明かりが雲間に隠れたり顔をだしたりする海賊ハンバーグの夜に バカップルは笑いに包まれた。