〜哀歓送〜

2人は オープンテラスで いつの間にか 寝てしまった。。。


途中 ヒロが皮ジャンを脱いで紬にかけてあげながらも寄り添い 夜は過ぎていった。


瑠璃色の夜が明けてゆき、徐々に空が紫色に染まり出し橙色に変わる頃 鳥達が 歌いだす。


紬は眠りから覚めうっすらと目をひらくと。。

紬(夜が明けちゃったね)



ヒロもまた目を覚ました。

(うん。。 寒くなかった? 大丈夫?)


紬(うん!花巻君が あたため・・・!!)

(あれっ!? わたしが膝に寝かせてあげてたのに!!いつの間に!?(汗)


ヒロ(ハ、ハハ。いつからでしょうね?(笑)
(気持ち良さそうに寝てたみたいだよ。。。)

紬(ゴメンね(汗) 花巻君 体中 ケガしてるのに(汗)

ヒロ(大丈夫。まさかの気絶してたことのが驚きなくらいだったんだから。)

(それより 七瀬さん 今更だけど 朝帰りになっちゃったけど 怒られない?)

紬(うん! ちゃんと電話したよ!)

(花巻くんが寝てる時に ママに電話して今日は そのまま美海の家に泊まらせてもらう!って伝えたの⭐︎)

ヒロ(えー!)
(俺、寝てて全然知らないし!美海ちゃんの家 オープンテラスになってるし!!(笑)

紬(お互い知らない時間帯があったのね(笑)
紬、ヒロ(キャハハハハハハハ)


ヒロ(でもさ、そろそろ 本当に帰ろっか!)
(送ってくから。)

紬(うん!!そうね!帰ろっか!)


2人は仲良く渚南水晶ヶ浜を後にした。