とある日のこと。 さっちんに声をかけようとしたが、やめた。 なんで? さっちんの隣に女子がいたから。 多分3年生、さっちんとお同じ学年だろう。 その人は、さっちんと手を握っていた。 私は、物陰に隠れて通り過ぎるのを待った。