スキナダケ

変だと思った。
どう考えても全部、何もかもが死のうとしてる人間の言動じゃない。

こいつは本当に死ぬ気なんて無い。
毎日が同じ繰り返しでうんざりするっていうのは本当だろう。

だからハナで遊んだんだ。
非日常を。
こんな何も持ってないつまんない人間のくせに、ハナで。

「どういうこと?」

ヘラヘラしながらお姉さんと男達が顔を見合わせる。

茶髪がずっと、男でもこれは当たりだわとかほざきながらハナに触ろうとするからその手をはたいたら、ますます嬉しそうに「燃えるねぇ」って笑った。

早くさっさとまとめて殺してやりたい。