準備が整った木の傍までもう一人の男性が彼氏を連れてきた。
足にくくりつけられていたロープは解かれているけれど、損傷した太ももが麻痺してしまっているのか、人形の足がくっついてるだけみたいにぶらんとしている。
地面に擦られてだいぶ擦り傷も出来ているのに、痛みすらあんまり感じていないみたいだった。
「ハナくんお願いだ考え直してくれ!君の前にはもう二度と姿は見せない!夕海とも関わらない!約束する!だからお願いだ…お願いします…」
「ダメだよ」
「なんで…だって生きてれば失恋や別れなんていくらでもあるだろ!?僕達だけが生きてるわけじゃないじゃないか!ハナくんならいくらだって…。今日のことは絶対に口外したりしない。ハナくんが困るようなことはしない。だから…」
「もうダメなんだよ。お前がこの世にいるってだけで害なんだ。お前がどこで生きてようとどんな目に遭っていようと、お前が生きてるってだけでハナはもう救われない。目の前でお前が死んだって事実でしか自分を保てない」
「ハナくん…っ」
「ハナちゃん、私からもお願いします。私、もう一生ハナちゃんから離れないから。ずっとおんなじ場所で生きたっていい。…そうだ、ねぇ、そうしようよ!?またあのおうちで二人で暮らして、二人だけを見て生きて行こうよ!?だから彼を許してあげてください…」
「ダメなんだって。…ダメなんだよ!あー…今やっとスッキリしたよ。心が満たされてる。ハナが今まで何人も何人も殺してきたのは今日の為の予行練習だったんだ。あの日々があったからお前のことなんの躊躇もなく殺せるよ。最高な気分だ!!!………じゃあ、さっさとヤッちゃうね」
テーブルリフトのテーブルは三メートルくらいの大きさがあった。
二人くらいだったら余裕で乗れる。
開閉式の扉があって、ロックをかけることもできるみたいだった。
先にハナが乗り込んで、男性二人が彼氏を持ち上げて乗せてから扉を閉めてくれた。
足にくくりつけられていたロープは解かれているけれど、損傷した太ももが麻痺してしまっているのか、人形の足がくっついてるだけみたいにぶらんとしている。
地面に擦られてだいぶ擦り傷も出来ているのに、痛みすらあんまり感じていないみたいだった。
「ハナくんお願いだ考え直してくれ!君の前にはもう二度と姿は見せない!夕海とも関わらない!約束する!だからお願いだ…お願いします…」
「ダメだよ」
「なんで…だって生きてれば失恋や別れなんていくらでもあるだろ!?僕達だけが生きてるわけじゃないじゃないか!ハナくんならいくらだって…。今日のことは絶対に口外したりしない。ハナくんが困るようなことはしない。だから…」
「もうダメなんだよ。お前がこの世にいるってだけで害なんだ。お前がどこで生きてようとどんな目に遭っていようと、お前が生きてるってだけでハナはもう救われない。目の前でお前が死んだって事実でしか自分を保てない」
「ハナくん…っ」
「ハナちゃん、私からもお願いします。私、もう一生ハナちゃんから離れないから。ずっとおんなじ場所で生きたっていい。…そうだ、ねぇ、そうしようよ!?またあのおうちで二人で暮らして、二人だけを見て生きて行こうよ!?だから彼を許してあげてください…」
「ダメなんだって。…ダメなんだよ!あー…今やっとスッキリしたよ。心が満たされてる。ハナが今まで何人も何人も殺してきたのは今日の為の予行練習だったんだ。あの日々があったからお前のことなんの躊躇もなく殺せるよ。最高な気分だ!!!………じゃあ、さっさとヤッちゃうね」
テーブルリフトのテーブルは三メートルくらいの大きさがあった。
二人くらいだったら余裕で乗れる。
開閉式の扉があって、ロックをかけることもできるみたいだった。
先にハナが乗り込んで、男性二人が彼氏を持ち上げて乗せてから扉を閉めてくれた。



