「いいよ」
もう出てきていいよって二人に合図を出したのに、二人とも全然出てこない。
「いいってば!」
足で彼氏が丸まった掛け布団を蹴ったらそろそろと顔を出した。
「早くしてよ。遊んでんじゃないんだから」
「すみ…ません…」
「夕海、出ておいで。だいじょうぶだよ。夕海にはもう痛いことしないから」
ゆっくりと毛布の中から出てきた夕海は泣きやんでいて、その名残りなのか短い感覚でしゃくりあげている。
夕海の髪を撫でる。
純粋に好きだって伝えられていた頃。
何度も触れた夕海の身体。髪。くちびる。
夕海は震える手で、ハナの手を弱々しく払った。
夕海からの拒絶。
悲しかったけど、これでちゃんと決心がついた。
「ねぇ、二人はさ、ヤッたの?」
「…え?」
「夕海、この男とヤッた?ハナとの約束破って」
俯いたまま何も答えない。
それは肯定ってことだ。
夕海の頭をぽんぽんって撫でるようにして、腕を引いて立ち上がらせた。
「な…なに…」
「だいじょうぶだから」
ちゃんと足腰に力が入らなそうな夕海を引きずるようにしてベッドの上に上がらせた。
「ねぇ、夕海とヤッた?」
「…」
「お前に黙秘権は無い。夕海と、ヤッたの?」
「…はい」
「そっか」
「ハナちゃんッ…ごめんなさい私っ…」
ドンッて夕海の体を押したら簡単に転がった。
狭いベッドの上だ。
彼氏にぶつかるようにして転がった夕海を、ハナもベッドの上に座ってから起き上がらせて、言った。
「脱がせてよ」
「えっ…?」
「コイツのこと脱がせてよ。あぁ、下だけでいいや」
「なん…で…」
「お仕置き」
「お仕置き?」
「うん。お仕置き。ハナの正当防衛だよ。当然でしょ。ハナは傷付いた。大切な人に裏切られたんだもん。精神的苦痛で心が滅茶苦茶だよ。でもおかしくなっちゃわないようにどっかでリセットしなきゃね?だからお仕置きする。ハナがダメになっちゃわないように。正当防衛だよ。ね?」
彼氏がゆっくり夕海の顔を見て、ふるふると首を横に振った。
恐怖が表情に表れている。
「夕海、お願いだ、ヤメ…」
「お前が指図するな」
「…ハナちゃん…私、やりたくない…」
「…じゃあいいの?ハナ、ダメになっちゃうよ?」
「…それっ…は…」
「じゃあやってよ。早く。…早くやれって!」
もう出てきていいよって二人に合図を出したのに、二人とも全然出てこない。
「いいってば!」
足で彼氏が丸まった掛け布団を蹴ったらそろそろと顔を出した。
「早くしてよ。遊んでんじゃないんだから」
「すみ…ません…」
「夕海、出ておいで。だいじょうぶだよ。夕海にはもう痛いことしないから」
ゆっくりと毛布の中から出てきた夕海は泣きやんでいて、その名残りなのか短い感覚でしゃくりあげている。
夕海の髪を撫でる。
純粋に好きだって伝えられていた頃。
何度も触れた夕海の身体。髪。くちびる。
夕海は震える手で、ハナの手を弱々しく払った。
夕海からの拒絶。
悲しかったけど、これでちゃんと決心がついた。
「ねぇ、二人はさ、ヤッたの?」
「…え?」
「夕海、この男とヤッた?ハナとの約束破って」
俯いたまま何も答えない。
それは肯定ってことだ。
夕海の頭をぽんぽんって撫でるようにして、腕を引いて立ち上がらせた。
「な…なに…」
「だいじょうぶだから」
ちゃんと足腰に力が入らなそうな夕海を引きずるようにしてベッドの上に上がらせた。
「ねぇ、夕海とヤッた?」
「…」
「お前に黙秘権は無い。夕海と、ヤッたの?」
「…はい」
「そっか」
「ハナちゃんッ…ごめんなさい私っ…」
ドンッて夕海の体を押したら簡単に転がった。
狭いベッドの上だ。
彼氏にぶつかるようにして転がった夕海を、ハナもベッドの上に座ってから起き上がらせて、言った。
「脱がせてよ」
「えっ…?」
「コイツのこと脱がせてよ。あぁ、下だけでいいや」
「なん…で…」
「お仕置き」
「お仕置き?」
「うん。お仕置き。ハナの正当防衛だよ。当然でしょ。ハナは傷付いた。大切な人に裏切られたんだもん。精神的苦痛で心が滅茶苦茶だよ。でもおかしくなっちゃわないようにどっかでリセットしなきゃね?だからお仕置きする。ハナがダメになっちゃわないように。正当防衛だよ。ね?」
彼氏がゆっくり夕海の顔を見て、ふるふると首を横に振った。
恐怖が表情に表れている。
「夕海、お願いだ、ヤメ…」
「お前が指図するな」
「…ハナちゃん…私、やりたくない…」
「…じゃあいいの?ハナ、ダメになっちゃうよ?」
「…それっ…は…」
「じゃあやってよ。早く。…早くやれって!」



