キミのとなりで夢を見て



 私はさっと身をひるがえして、保健室に向かった。


「…違うよ。朔空、いっつも小桃ちゃんの話を俺にすんの。朔空に、…を教えてくれてありがとう」


 桐生先輩がボソッと言ったその言葉は、私の耳には入らなかった。