「えっ、いやいや、小桃ちゃんでしょ?あ、俺のことがわかんないのか。…俺、榛名朔空の友達!」


 は、榛名先輩の友達!?


 なんか全然タイプが違う。


「あ、先輩のお友達なんですね。…ごめんなさい、私、椎名小桃です」


「そうそう!…でさ、朔空いつもどんな感じ?」


 と、桐生先輩はからかうような笑顔で聞いてきた。


「そうですね…なんかいつも眠そうです」


「ふーん、朔空はいつも眠そうだからなぁ。…それで?」


 あれ、なんか桐生先輩おもしろがってる?


「えーっと…」


 私がどうしようか困っていると、