キミのとなりで夢を見て



 そんな恥ずかしいのは無理ですっ!と言おうとしたが、それより先に、先輩が横になって私の膝に頭を乗せた。


「えっ、先輩、私いいって言ってないんですけど…」


 すると先輩はさらに甘えたような声を出して、


「え?ダメなの?」


 と言った。


 私はその可愛さに負けて、先輩のその問いかけに小さく首を横に振るしかなかった。