先輩は私を壁を背にして座らせ、先輩もその隣に座った。


「あの、先輩、どうしたんですか?」


「んー…なんか、もっと小桃と一緒にいたいなって思った」


 えっ、わ、私と!?


「そ、それは…。っ!?」


 すると先輩は、急に私を抱きしめた。


「ねぇ、小桃。…ひとつ、お願い聞いて?」


 お願い?なんだろう…。


 先輩は私の耳元で、


「膝枕、して?」


 と、甘えたような声で言った。


 膝枕!?