「あ、すず〜」

あ、そうだすずちゃんだ

確か…加藤 涼香ちゃん

すずちゃんは俺に気がつくと

どこから高い声を出したんだ?って聞きたいくらい

高い声を出した

と言っても悲鳴とは言わないくらいの声だけど

「キャー!木嶋先輩…!何故ここに?」

俺はまつり以外に本物の笑顔を見せないように

いや、すずちゃんくらいは大丈夫だとは思うが

「まつりが倒れたって聞いて、

俺は居てもたってもいられなくて、

1人だと不安だと思って、付き添ってたんだ」