恋人は幽霊

「もうお昼を食べて早めに企業行けばいいんじゃない?」陸に言われて夢香はそうしようと思った。
一旦会社へ戻り、お弁当を食べることにした。
「池田さん、小山さんは?」
会社に戻ると池田がデスクにいたので夢香は小山の様子を聞いた。
「今病院で点滴してるよ、軽い胃腸炎だって」
「あらそう、大したことなくて良かったわ」
陸が言っていた通りだ。
夢香は自分のデスクでお弁当を食べる。
邪魔なものは排除する。
夢香は陸の言葉が気になっていた。
夢香の周りから誰もいなくなるんじゃないかと心配になった