恋人は幽霊

「ただいま」
陸は夢香の異変にすぐに気付いた。
「おかえり。なんかあった?」
「みっくんが、みっくんが…」
夢香はその場で号泣した。
陸は何も知らないフリをして
「みっくんがどうしたの?」
「死んじゃった…」
「なんだって?」
陸は夢香がこんなに悲しむとは思わなかった。
これから2人でゆっくり暮らせるのに。
「夢香、落ち着いて。向こうで話そう」
夢香をリビングまで連れてきて、ソファーに座らせる。
「みっくんは何故亡くなったの?」
「陸、あなたがやったんでしょ」