恋人は幽霊

「彼に会わせて下さい!」
「すみません、会わせる事は出来ないんです。」
「どうしてですか??」
夢香は完全にパニックを起こしている。
「署まで来て頂けませんか?」
「行けば彼に会えるんですよね!?」
「お話聞かせて頂けませんか?」
「行きます」
夢香はパニックになりながらも、警察署へ向かった。
「あの!佐々木です!みっくんはどこですか!?彼に会わせて下さい!」
「ご足労おかけして申し訳ありません、こちらへ」
狭い個室のような部屋に案内された。
「自殺か事故の両面で調べているところです。東條さんが自殺するような何か心当たりはありませんか?」