恋人は幽霊

「もしもし、佐々木さんですか?」
知らない男性から電話がかかってきた。
「そうです」
「東條充さんご存知ですよね、私警察の者です」
「ええ、今彼を待っているんです。」
「大変言いにくいのですが、東條充さんは先程電車に跳ねられ死亡が確認されました。」
「えっ!?今なんて??」
夢香は頭がパニックになった。
「東條充さんの携帯履歴から、あなたが最後に連絡を取られていたので、何かご存知じゃないかとご連絡致しました」
「彼が亡くなったんですか!?本当ですか?」
「残念ですが本当です。」