恋人は幽霊

みっくんには陸はいないと嘘をついている。
バレない為にも陸との外出は避けた。
買い物も夢香1人で行っている。
「そろそろ仕事復帰しないと」
夢香は仕事復帰を考えていた。
しかし、梨沙の事件が解決するまで落ち着かない。
自分が捕まるかもしれないのに、仕事なんてできるのか。
「夢香、心配しなくても僕がついてるから」
「ありがとう」
陸に支えられて夢香は少しホッとする。
夢香の携帯が鳴った。
みっくんからだった。
「夢香、話があるから今から出てこられないか?」