恋人は幽霊

「私はこれで失礼します」
梨沙が会釈して消えた。
みっくんは夢香の手を取り、公園の出口まで歩いた。
「夢香今日何も食べてないだろ」
「ええ、食欲ないわ」
「倒れるぞ!帰ったら俺がお粥作るから、少しでも食べて」
「ありがとう」
夢香は陸を庇ったのに、帰るところがないとはどういうことなのだろうか?
陸に会いたくないのか。
夢香は複雑な気持ちでいるに違いない。
みっくんは夢香が可哀想になった。
それと同時に、陸への怒りも爆発しそうになっている。
陸が夢香をはめたのはなんだったのか?夢香があんなにも陸にはまったのは何故なのか。