あれは真夏の早朝でした。

AM5:25分頃だったでしょうか。

あなたは27時間半、私のお腹を痛くし続けて、初めての出産だったし、あんまり痛すぎて私はべそをかいていました。

そうね、子宮にいきなり物干し竿が突っ込まれて、掻き回されて、最後なんて子宮が爆発したかと思いました。

二度と子供なんていらないと思いました。

陣痛室にいる時、隣のベッドの人は付き添いのお母さんと普通にお喋りしてて、いきなりナースコール押したと思ったら、

「もう産まれます。」

そしてその人はスタスタと分娩室に入ると、10分でオギャーと聞こえました。

でも私は陣痛の度にエビのように跳ねていて、隣の付き添いのお母さんが背中を撫でてくれました。

痛かったよ、ユウ。