島津くんしっかりしてください

たらればなんて、考えたって無駄だ。









この世界に魔法なんて超常的な現象は存在しない。









……だけど、もし存在していたとしたら?









もしも、時間を巻き戻すことが出来たとしたら。










島津くんに出会う前に戻って、全て、なかったことにできるとしたら、私は。













……私は、その選択を取るのだろうか。






失恋を忘れて、辛い気持ちをなくして。



















『真見さん、協力してくれない⁉』









島津くんの笑顔も、
















『……女の子がそんな険しい顔しちゃだめだよー? スマイルスマーイル』








鹿島先輩の心地よさも、













『はじめまして! 木下鞠亜、大学一年生です! 陽くんとは家が近くて、幼馴染みたいな関係です!』








鞠亜さんの柔らかさも。