……あの日の事は、島津くんの口からはきいていない。
だけど、結末なんてとっくにわかっていた。
きっと、フラれてしまったんだろう。
……島津くんは、すごいな。
片思いをしている相手が好きな人は、自分じゃない。
その辛さは。
絶望は、私が一番わかっている。
だけど、島津くんはそれでも前を向いていて。
勇気を出して、告白までして。
……本当に、私とは正反対だ。
島津くんはかっこいい人が好き。
私はその好みにすら当てはまっていないのだから、望みなんてない。
そう、わかっているのに。
この気持ちは、色あせることを知らない。
諦めようとなんて、できなくて。
今も少しずつ、気持ちが膨らんでいっているような感覚。
……本当に、初恋って厄介だ。
行き過ぎた恋心は身を滅ぼす。
両親を見て、そんなことはわかっていたのに。
……十分すぎるくらい、わかっていたのに。
それでも、気持ちを押し殺すことなんて、できなかった。
だけど、結末なんてとっくにわかっていた。
きっと、フラれてしまったんだろう。
……島津くんは、すごいな。
片思いをしている相手が好きな人は、自分じゃない。
その辛さは。
絶望は、私が一番わかっている。
だけど、島津くんはそれでも前を向いていて。
勇気を出して、告白までして。
……本当に、私とは正反対だ。
島津くんはかっこいい人が好き。
私はその好みにすら当てはまっていないのだから、望みなんてない。
そう、わかっているのに。
この気持ちは、色あせることを知らない。
諦めようとなんて、できなくて。
今も少しずつ、気持ちが膨らんでいっているような感覚。
……本当に、初恋って厄介だ。
行き過ぎた恋心は身を滅ぼす。
両親を見て、そんなことはわかっていたのに。
……十分すぎるくらい、わかっていたのに。
それでも、気持ちを押し殺すことなんて、できなかった。


