「優晴くん、ありがと。」 私がお礼をいうと優晴くんは頭を撫でながら 「美玲ちゃん、大丈夫?」 と聞いてきた。 さっきの男性に触れられた時は気持ち悪かったけど、 優晴くんに触れられると安心する。 「何とか大丈夫。」 「何かあったら俊に殺されるからさ。」 やっぱり親友の妹としか見られてないんだ…。 そう思うと悲しくなった。 いつもなら我慢できるのに今日は酔っているからか涙が止まらない。