優晴くんはタクシーをとめ、自分の家の近くの住所を運転手さんに伝えていた。 「ゆっくり話したいから俺の部屋いく。 いいよな?」 事後報告で驚いたけど 「うん。優晴くんの部屋いく。」 と私がいうと優晴くんは私が逃げないように手を掴んだ。 優晴くんの部屋まで数分だけど繋がれた手から熱が帯びて顔をあげれない。