優晴君が入れてくれたカクテルを飲んでいると なにかフワフワした気持ちになり瞼が重たくなった。 「美玲、起きろ。」 私は知らないうちに眠ってしまったみたい。 「はっ。ごめん。 優晴くん終わったの?」 彼の姿を見ると仕事中にしていた前掛けエプロンが外されていた。 「ああ。 待たせて悪かった。 終わったから行こう。」 といい優晴くんは動き始めたので私は急いでその跡を追う。 どんな話だろう。 不安な気持ちを抑えてスタスタ歩く彼の後ろ姿を必死についていく。