19時少し前に駅に私が着くと速人はもういた。
「ごめん、待った?」
「大丈夫、俺が少し早く着きすぎただけ。
じゃ、いこう。」
と言って速人は私の手を握り歩き始めた。
その間速人は何も話さずどんどん歩く。
私は必死についていった。
すこし歩くと見覚えのあるお店についた。
バーブルースターじゃん。
どうしてここ?
今日は優晴くんいるのかな?
いろいろな考えを巡らせた。
そんな様子を不思議に思った速人が店の入り口で立ち止まる。
「ここ、俺の先輩のお店なんだ。
味は保障するから。」
「う、うん。」
私はもう引き返せないと思い店に入る。



