「ごめん。お待たせ」 泣きはらした顔を気付かれたくなくて、目を合わせずに駆け寄ったけど こんな時でもママは仕事の電話に追われているらしく、余計な心配だったと淋しく笑ってしまう。 『じゃあ行こっか』 長々とした電話を終えたママから、キャスター付きのトランクを手に取って歩き出した。 今頃光にぃはどうしてるのかな……。 今度逢えるのはきっと きっと……… ずいぶん先だよね