『タケシ。ここから空港まで走ればどれくらいかかる?!』 「10分くらいっすかねぇ…でもあの件の後だからマズイっすよ」 『…いい考えがある』 「えっ―――?!」 一か八か…俺には人生の賭けだった。 まゆ―――― お前を行かせたりはしない 今行くから待ってろよ 真夏の太陽の下――― 俺は車を降りて、空港へ向かって全速力で走り出した。