「もうすぐ着きますよ。」 『ん…あぁ………』 昨日はあんな事があって、一睡も出来なかった小心者の俺は 帰り道――タケシの運転する車で安心して爆睡していたらしい。 「そう言えば…ずっと携帯鳴ってましたよ。」 『ん………。』 寝ぼけた頭を抱えて、ポケットからゴソゴソと携帯を取り出す。 (何だ………これ?)