side 翔







「翔!」






歩いていると美月の声がした





振り返ると.......

























美月は倒れていた











「美月‼美月‼しっかりして」





苦しそうな美月を見て何もできない自分が情けなくなった





出来ることなら変わってやりたい












近くの人が通報したのか救急車が来て



美月は運ばれていった



美月のお母さんもいたけど



俺は.......何も言えなかった