真菜side


「お昼どうする?」


私はリビングでのんびりテレビを見てる潤に聞く。


今日は入学式という事もあり、お昼はなかった。


『何か作ってよ』


何であんたに命令されなきゃいけないのよ。


あんたは居候でしょ?


わがまま言うな!


私は小6の時の調理実習以来料理なんてしたことないの!


「何も作れないもん」


『はぁ?マジで?じゃあ…下手でもいいから作れ』


また命令かよ…。


「無理ったら無理!今日はもうどっか食べに行くよっ」


『はいよーその代わり…今日から料理の練習してね☆明日の夕飯はハンバーグがいい』


そう潤は私の耳元で言う。


息がかかって少し体が反応してしまう。


「…っ…分かったからーっ行くよ!」


私は真っ赤な顔を隠すように近くのレストランに行く。