「んー…」

また今日も、朝が来た
君がいなくなってから三日目の今日が始まる。


なにもしなくても、努力しなくても、毎日過ぎていく時間。

特にやりたいこともなく、夢もなく、でも死にたくはなくてただ生きる。


そんな空っぽな毎日だ


でも、そんな日常の端には、君がいる。

忘れたいよ

からかう君の声も、
美味しい君のご飯も、
重く感じるほど甘い君の香水の香りも。


忘れたいけど、忘れられないんだよ。


消えればいいのにって、君はもう二度と僕の前には現れてくれないから、消えればいいのにって思って。