「美央って、呼んでもいい?」
「はい」
冬馬さんから美央って呼ばれると、すごく嬉しい気がする。
好きな人から名前を呼ばれるって、本当に幸せなことなんだと思う。
「俺のことは、駿って呼んでくれても構わないから」
「は、はい!」
ああ、私今幸せだ。
「美央、これからよろしくな」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
私、本当に冬馬さんと付き合えたの? 夢見たい、信じられない。
こんなにも幸せだなんて……人を好きになるのって、こんなにももどかしいけど、幸せだと思える。
「こんなおじさんだけど、好きになってくれてありがとう」
「おじさんじゃありません。冬馬さんはとても素敵な人です」
「そう言ってもらえて嬉しいよ、ありがとう」
冬馬さんはかっこよくて、声も素敵で、私にはもったいないくらいだ。
「冬馬さん。年の差なんて関係ないと思えるくらい、ラブラブな二人でいましょうね?」
「ラブラブ?……まあ、ラブラブっていう歳でもないんだけどね」
ううん、私は冬馬さんとなら幸せになれると信じてる。 ていうか、絶対に幸せになる。
「年の差なんて今は普通です。だから、気にしないでくださいね、冬馬さん」



